【浄土真宗本願寺派】正信偈はお経じゃないの?

正信偈とは

よくある誤解のナンバーワンです。

浄土真宗のお参りで一番お勤めをするのが、

正信偈

お経だと思っておられる人は多いでしょうが、実は違うんです。

そもそもお経というのは、

お釈迦様のお言葉をまとめたものです。

お釈迦様はお悟りを開いたのち、

各地の人々に教えを説いて歩かれました。

そのときの言葉をのちの世の人が記録していったのがお経です。

浄土真宗のお経

浄土真宗では、浄土三部経がお経になります。

  • 仏説無量寿経
  • 仏説観無量寿経
  • 仏説阿弥陀経

「仏説」とあるように、

お釈迦様が説いたということが分かります。

正信偈とは

では、正信偈とは何か?

正信偈は親鸞聖人がお書きになったものです。

親鸞聖人の主著である顕浄土真実教行証文類の行間の最後にあるのが正信偈です。

正式名称は、

正信念仏偈

正しい信心と念仏のうたとなります。

親鸞聖人のおこころを知ることのできる正信偈は、

読経するとは言わずに

「おつとめをする」と表現します。

お経を読むときにはお釈迦様のお言葉をいただくように、

正信偈をお勤めするときには親鸞聖人のことを思いながら、

ご縁にあってくださいませ。

南無阿弥陀仏